お金持ちと結婚しない道を選んだら変人を選んでしまった

学生時代は将来結婚するなら収入の多い男性がいいと友人と話していた。

将来苦労したくないから。

大学３年の時に留学していた中国でその考えが変わる。

というよりも、考えが変わる言葉に出会った。

１年間の留学で出会った多くの人たちの中でも印象的だったのが

１度しか会わなかった日本人女性だった。

彼女はシンガポールで暮らしていて、娘さんの短期留学に付いてきていた。

私の友人がその娘さんと同じ寮で、食事でも・・・と誘われて一度だけ会った。

彼女は自信に満ち溢れていて、外国での生活を楽しんでいた。特別美人ではなかったけどキレイな女性だと感じた。余裕があって、自由で。

その女性が自身の結婚生活を振り返って言った言葉が忘れられない。

「お金を持っている人よりも、お金や何かを生み出す力を持っている人と結婚しなさい」

理由はハッキリと覚えていない。

今持っているものはいずれ消えてしまうから、生み出せる人を・・・というニュアンスだった気がする。

まだ学生で結婚なんて全く考えていなかったが、その後の恋愛に影響は与えた。

裕福な家庭で育ち、周りから羨ましいと言われた男性と付き合っている時も

結婚までは考えられなかった。

どこかであの女性の言葉が引っ掛かっていた。

数年後、私は人生最大の決断をする。

それが今の夫との結婚。

私は出会って４カ月のニートのプロポーズを受け入れた。

そして出会いから１年後に結婚した。

夫を選んだ理由は、大好きだったからではない（夫ごめんね。好きではあったよ）

この人は「１を５や１０にするのではなくて、０から１を作る人だ」と思ったからである（自分でも意味不明ｗ）

お金を生み出すかはわからなかったけれど、何かを生み出しそうと直感で思った。

ニートだったけど。

そんな人と結婚した結果・・・

だいぶ苦労しているｗｗｗ

金銭的な辛さはない。

ただ、結婚に向いていないタイプの人だった。

独創的で決断力があり、会社を興していろんなサービスやコミュニティを作っていて

尊敬できるところはある。

でも、

子どもが生まれても自由なままで家に帰って来ないのも普通だし

突然「会社を売っちゃった～☆九州に引っ越してみる？」とか言うし

引っ越すことが決まったら「田舎ばかりは退屈だから、月の半分は都会で暮らす」と言って毎月行き来して半分は一人暮らしをしている。

決めたら即実行で人の話は全然聞かないから従ってはいるが

内心「変な人と結婚してしまった」と思っている。

「何かを生み出す」これは合っている。

いいことばかりじゃないけど。

この選択は正しかったのだろうか。

今の私は、学生時代に戻ってその時の自分に「早くあの言葉を忘れろ」と言いたい。

だって今のところ結婚生活は大変なんだもの。

あと何年かすれば、この気持ちは変わるのだろうか。

あの女性と同じくらいの年齢になったら。

それはこれからの生活で検証していこう。

ただ、夫のような変人と結婚してほしくないから

自分の娘にはあの女性のような助言はしないでおこう。

夫婦喧嘩の解決にパワポを使用してはいけない

夫はとても変わっている。

子どもの誕生以降それが顕著になった。

忘れられないのが、大きな喧嘩をした翌朝の事。

顔を見るのも嫌で、子どもの保育園の準備と自分の出勤準備を淡々とこなしていた時。

寝室からパソコンを持った夫がやってきて一言。

「これ見て」

見せられたのはパワーポイント。

タイトル

「僕が怒った原因と今後の対策」

「は？」と思った。普通に。

こっちはまだ怒ってるんですけど。

読め！という圧力が凄いのでとりあえず読む。

・今の自分の状況（家庭、職場）

・今の自分のメンタル状況

・怒りが沸き起こるタイミング（事例を交えて）

・怒りが沸くとどうなるか

・こちらに対応してほしいこと（今後〇〇してほしい等）

例）「朝は自分のペース乱されるとイライラが募るので、突然の依頼（保育園の準備お願い等）はしないでほしい。もし依頼があるなら前日までに言ってほしい」

こんな内容がまとめられていた。

スライド６枚に。

分かりやすい。

今の夫の状況や気持ち、こちらどうすれば喧嘩にならなくて済むのか。

夫をどう扱えばよいのか。

分かりやすい。分かりやすいよ。

でも、それ口で言いなよ（怒）

自分の言葉で言って欲しいよ。私は。

結局私の怒りはが増したので、喧嘩の解決にパワポを使うのは良くないという結論に至った。